
今回は、山崎さんと私の二人だけの静かな会となりました。主な話題は、高齢者の運転免許の更新や返納についてでした。ニュースでも度々取り上げられるように、高齢ドライバーによる事故が社会的な課題になっています。「果たして年齢だけで判断できるものか?」という視点から話が進みました。高齢者の運転技術は一律ではなく、個人差が大きいものです。そのため、画一的な年齢制限ではなく、個々の運転能力を正確に評価する仕組みの必要性を感じました。
また、若者の事故との比較も話題に上りました。統計的には若者の方がスピードの出しすぎや注意力不足による事故が多いと言われます。つまり、事故の原因は年齢に限らず、運転に対する姿勢や注意力によるところも大きいのです。「自分がまだ運転できるか」を客観的に判断することの難しさ、自分の生活の自由を守ることと社会の安全を両立させるにはどうしたらいいのか——そんな問いを胸にカフェを終えました。
次回もまた、こうした率直で深い対話ができることを楽しみにしています。(記:福島とみお)