
最近例会で感じるのですが川辺さんが私より年下なのに年上に感じるのです。いつも冷静で物静かそれでいて向上心が旺盛で今月の例会でも文学の学校へ行くという話で、いつ見ても一歩でも前に前に進もうとしているんだなとおもいます。川辺さんだけではなく他のメンバーも向上心旺盛な方が多く皆の近況報告を聞くたびに置いて行かれていると感じ焦っています。でも自分なりに一歩ずつコツコツと焦らずやっていくしかないとも感じています。
(記:三谷伸一)
【川辺さん 高知新聞「声」ひろば13度目の掲載(4月25日)!】
デュルケームの記憶 【川辺勝一、65歳、看護補助、高知市】
懐かしい本を取り出してみた。NHKの「100分de名著」で取り上げられていたからだ。指南役の先生と、伊集院光さんらの知性あふれるトークを楽しみに見ている。
先頃のテーマはデュルケームの「社会分業論」で、今から130年ほど前に書かれたフランス社会学の名著だ。一般的にはあまりなじみがないのかと思うが、私は学生時代に多少は学んだことがある。最近、テレビのコメンテーターで社会学者が出ていることも多い。私にとっては喜ばしいことと思う。
3、4冊のテキスト本を頼ることにした。デュルケームは個人の自律と社会的連帯との難問に向き合った。現在の私たちが直面している多様化、貧困や格差、差別や排除等々の問題のヒントになるかもしれない。
印象に残ったのは「依存」という言葉だ。他者への依存が不可欠で、薄く広く依存先があることが大切だと明記したい。
それにしても、私が昨秋の投稿で「二十歳の原点」を思い出し、今回はデュルケームだ。私は学生時代に人生の原点を築いたと思っている。まるでそれを呼び起こすための一里塚のようだ。改めて読んでみたい、今度はテキスト本ではなく。



